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IPF法

IPF法とは、周辺分布から多元配置表を推計するモデルのひとつで、公表されていない同時分布を周辺分布の比率にあてはめていき、収束値として得られる数値を同時分布の推計値として得ることのできる手法です。

 

 

 

IPF法を活用した小地域推計データ例

 地域居住の小地域統計データは主に国勢調査などで公表されています。例えば、高齢者のいる世帯の内、単身・夫婦・3世代世帯などの情報は得られます。また、そのエリアに持家世帯が多いのか、借家世帯が多いのかという情報も得られます。

 しかし、「高齢者が居住し、かつ借家世帯かつ夫婦のみ」などのクロス集計は残念ながら公表されていません。こうした統計指標こそ経営指標に直結するデータであり、民間企業におけるマーケティングの現場では必要とされています。

 小地域統計データとして公表されていない統計データを推計する技術は「マイクロシミュレーション」と呼ばれ、数多くの小地域空間推計モデルとして研究開発されています。

 

 

 

 

 この手法を使うことにより、住宅所有関係別高齢世帯数の統計データを推計でき、他にも高齢世帯の年収階級別世帯数、要支援・要介護度別年収階級別世帯数などといった、シニアビジネスを展開する上でクリティカルな解析に活用できるデータを推計することが可能になります。

 

 

 

 このようにIPF法を活用することで、本来小地域では公表されていない統計データを小地域単位で推計していくことが可能となり、様々な分野において、マーケティング指標として実務レベルでの応用が期待されています。