導入事例レポート
株式会社イエローハット様
- 本社所在地
- 東京都大田区北千束一丁目4番6号
- 事業概要
- カー用品等の販売(卸売及び小売)
- 公式サイト
- https://www.yellowhat.jp/
「車両台数」から読み解くエリアの真価
国内市場の“隙間”を丁寧に拾い上げる、データに基づいた店舗開発
日本全国にカー用品店を展開する株式会社イエローハット様。出店候補地のポテンシャルを測り、精査する過程で商圏分析GIS「MarketAnalyzer® 5」をご活用いただいています。その活用やデータ活用のメリットについて、店舗開発部 建築設備課の皆様にお話を伺いました。
チラシ配布エリアの最適化から始まり
出店判断における精度向上にも活用するように
導入の経緯について
吉田様:
MarketAnalyzer® 5(以下、MKA)は、「販売促進部」と、各支店事業所、また我々のいる「店舗開発部」で活用しています。店舗開発部では、新規出店の候補地探索から実際のオープンまでを一気通貫で担当しています。
もともとは販売促進部において、折込チラシの配布エリアを最適化するために導入されました。どのエリアに配布するのが効率的か、顧客分布も踏まえて集客分析を行っていましたが、その仕組みがそのまま開発業務にも使えるということで、我々の部署でも使うようになりました。候補地の選定から上層部へのエビデンス提示まで、店舗開発のあらゆるプロセスで標準ツールとして定着しています。
(お写真右)店舗開発部 建築設備課 主任 吉田 様
カー用品店にとって、人口以上に大事になるのが車両の台数
地域ごとの保有傾向を知ることで、マーケットのボリュームが見えてくる
具体的な活用について
吉田様:
新規候補地が見つかった際、実地調査に向かう前の「一次診断」としてMKAを活用しています。
以前は操作が一部の担当者に限られていましたが、現在は操作可能なメンバーを増やし、ボタン一つで商圏調査レポートを作成できる体制を構築しています。
分析の要としているのは、「自動車保有台数」データです。人口や世帯数といった基本統計に加え、自動車の保有データや、自社のポイントカード会員の分布を地図上にプロットし可視化しています。これにより、既存店との相互影響(カニバリゼーション)の有無や、既存店が十分にカバーしきれていないエリアを、事実に基づいて特定することが可能になりました。
※イエローハット様の分析画面ではありません。
数クリックの商圏レポートが、確かなエビデンスになる
数値の裏付けがあるからこそ、社内の意思決定もスピーディに
阪口様:
商圏調査のレポートをすぐに出せるようになったことは、MKA活用の成果のひとつです。
地図と数値をセットにした客観的なエビデンスを即座に提示できることで、社内会議体における判断も、より確実で迅速なものへと変化しました。
成熟した市場環境下で、新たな出店余地としての“隙間”を見出す
そのために必要なのは、細かなデータを読み解く力
阪口様:
国内の主要なエリアへの出店が進み、出店余地が限られてきている現在、データの力で次なる“隙間的なエリア”を丁寧に見出す戦略をとっています。
たとえ従来の基準に満たない地域であっても、車両保有台数が十分にあり、かつデータに基づいた勝機が見出せれば、店舗サイズを柔軟に調整して出店を検討します。
今後の展望について
吉田様:
今後の課題は、「商圏レポート出力」という用途を超え、より高度な機能を使いこなしていくことです。現在は誰もが活用できる体制になった反面、レポート機能以外を使うハードルが上がっている側面もあり、今後はさらに分析の幅を広げることを目指しています。
「自動車保有台数データ」
阪口様:
例えば、車両保有データの深掘りによるMD(商品計画)戦略への活用でしょうか。
地域によって、トヨタ車のシェアが圧倒的に高い場所もあれば、軽自動車が中心の場所もあります。台数だけでなく車種や傾向を詳しく読み解くことで、店舗ごとに商品ラインナップを最適化するなど、エリアごとの商品展開への活用も検討できそうです。
また、車や人の流れという「動き」を捉えた、より実態に近いマーケティングを目指して、GPS人流データの活用も考えられます。MKAはできることが多くあるので、活用の幅を広げていけるようワークショップの活用も積極的に行っていきます。
(取材月:2026年4月)
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【営業担当からの一言】 私の家の近くにもイエローハットさんがあるので、オイル・フィルター交換等で日々利用させて貰っています! |

