お知らせ​

2020/06/19

RELEASE

プレスリリース | コロナ禍における人出の推移をKDDI Location Analyzerで可視化

報道関係者様 お客様各位

 

人出8割減を目指した“コロナ禍”における東京の人出推移をGPSデータで検証

人出の底は、緊急事態宣言の全国拡大後1週間
徐々に回復し、6月上旬は全エリアで前年比約6割に
新宿20代は高い回復率、GW明けから週を追うごとに約2割ずつ増


商圏分析・エリアマーケティングGIS(地図情報システム)の開発・販売・運用支援を行う技研商事インターナショナル株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:小嶌 智海、以下「当社」)は、KDDI株式会社と共同開発した地図情報システム「KDDI Location Analyzer」を用い、コロナ禍(2020年3月下旬から6月上旬)における東京都内4つの主要エリアの通行人口(20代以上)の変化を時系列で分析。年代別の道路通行人数という微細粒度まで落とし込み分析した結果、人出の減り・戻り具合に、東京の中でも地域差や年代差があることが浮き彫りになりました。概要および詳細を以下に発表します

 

調査概要および分析結果

スマートフォンのGPS位置情報ビッグデータ※1を分析できるKDDI Location Analyzerを用い、東京駅、新宿駅、渋谷駅、新橋駅周辺を起点とする半径500mの各エリアの通行人口※2を、時系列、世代別に分析。都知事週末外出自粛要請後(3/26-4/1の平日)②東京都の緊急事態宣言後(4/8-4/14の平日)③緊急事態宣言全国拡大後(4/17-4/23の平日)GW明け(5/7-5/13の平日)⑤東京都の緊急事態宣言解除後(5/26-6/1の平日)⑥東京アラート後(6/2-6/8の平日)6つの期間で1週間の平均値を採取し、前年同月の月平均と比較した割合(昨年同月対比)で変化の推移を計測しました。

 ・集計方法:全人口推計値                     
 ・時間帯 :7時台~23時台
 ・分析地 :東京駅、新宿駅、渋谷駅、新橋駅を中心とした半径500m圏
 ・通行人口:指定のエリアを徒歩で通行した20代以上の人のGPS位置情報データを計測


 考察概要  ※割合は、すべて昨年同月対比の数字です。

【エリア全体の傾向】
前年同月比の人出減少のピークは、期間③「緊急事態宣言全国拡大後」前後で、全エリア平均7割減。
それ以降は徐々に回復傾向にあり、期間⑥では約4割減にまで回復している。

【エリアごとの傾向】
「東京」と「新橋」の回復率が他エリアと比べ低い傾向。ビジネス色の強い両都市ではテレワークの影響が強くでたと仮説。逆に、回復率が最も高いのは新宿。

【年代ごとの傾向】
期間③「緊急事態宣言全国拡大後」での減少率は、全体で
20代と60歳以上が高く7.5割減。
また、期間④以降も回復率が鈍いのは渋谷20代。


(全エリアの平均推移)

※1 GPS位置情報ビッグデータとは、KDDIがauスマートフォンユーザー同意のもとで取得し、誰の情報であるかわからない形式に加工した位置情報データおよび属性情報 (性別・年齢層)を指します。 ※2 取得するGPS位置情報データ(正解データ)および人口等の統計データをもとに、分析地における通行人口の推計を算出しています。

 

各エリアの分析結果詳細

新宿、東京、渋谷、新橋の4エリアにて、各期間ごとの年代別の通行人口の推移(昨年同月対比)を年代別に抽出した結果は下記の通りです。

※7割以上の減少率(表の30%以下)をブルーで、3割以下の減少率(表の70%以上)をピンクで色付けし、人出の回復状況を可視化しています。


 

KDDI Location Analyzerとは

街の主要道路の通行人口まで細かく可視化
With/Afterコロナ時代に求められる“人出の混み具合や変化を探る指標”のひとつとして、注目をあつめています。

今回分析に活用したKDDI Location Analyzerは、指定エリアの滞在人口だけでなく、主要道路の通行人口まで細かく可視化できます。

エリアや通りの混雑具合や賑わいなどを、性年代、時間帯別に把握できるため、“密”を作らないことが求められる今後の新型コロナウイルス対策を考慮する上で、ロジカルにかつ細かく人流を把握する指標のひとつとして注目を集めています。

※通行人口分析画面イメージ(写真右)
赤い線が通行人口の多い通りとなり、混雑具合を一目で把握可能。



 製品概要

KDDI Location Analyzerは、GPS位置情報ビッグデータ (※) および属性 (性別・年齢層等) 情報を搭載したクラウド型GIS(地図情報システム)です。当社とKDDI株式会社との協業によって生まれ、2019年6月より提供開始しています。

店舗や施設、特定エリアの来訪者数や時間帯・平休日別傾向、来訪者属性などを分析することができます。多店舗展開のチェーン企業や消費財メーカー、商業開発のデベロッパーの商圏分析ツールとして導入が進んでいます。

※位置情報ビッグデータとは、KDDIがauスマートフォンユーザー同意のもとで取得し、誰の情報であるかわからない形式に加工した位置情報データおよび属性情報 (性別・年齢層等)を指します。

 

無料トライアル受付中

KDDI Location Analyzerのトライアル版を、2週間無償でお試しいただけます。
メディアの方もお気軽にお問い合わせください。

https://www.giken.co.jp/areamarketing/kla_trial1911/


会社概要


 会社名:技研商事インターナショナル株式会社
 代表者:代表取締役 小嶌智海
 所在地:愛知県名古屋市東区主税町2-30 GSIビル
 設立 :1976年1月
 資本金:231,125,000円
 事業 :・エリアマーケティングGIS(地図情報システム)の開発、販売、サポート
               ・センサス/市場データ及び各種業界向けデータベースの開発、販売
               ・マーケティング分析プラットフォームによる情報提供・共有・連携サービス
               ・中国市場のマーケティング指標及び商圏分析レポートの提供・連携サービス
 URL : https://www.giken.co.jp/

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<本件に関するお問い合わせ先>
技研商事インターナショナル株式会社 東京支店  担当:マーケティング部 市川(いちかわ)
東京都新宿区新宿2-1-12 PMO新宿御苑前 7F
お問い合わせフォームhttps://www.giken.co.jp/contact/

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