導入企業インタビュー

メドピア株式会社

本社所在地
東京都中央区銀座6-18-2
事業概要
医師専用コミュニティサイト「MedPeer」の運営、その他関連事業 - 医師向け臨床およびキャリア支援事業 - 企業向けマーケティング支援および広告・リサーチ事業 - 一般向け健康増進・予防支援事業
公式サイト
https://medpeer.co.jp/

医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を運営し、ドクターへの幅広い支援を展開するメドピア株式会社様。今回、当社のAPIと診療圏データ、統計データを採用し、医師向けの開業支援サービスの一つとなる「MedPeerクリニック開業マップ」を開発されました。その経緯と開発への思いを、MIS事業部の筒井様に伺いました。
事例紹介パンフレットはこちら(PDF)

今回GISを導入した御社サイト「MedPeer」について教えてください。

「MedPeer」は全国の医師12万人が登録するドクター専用のコミュニティサイトで、医薬品の口コミや症例、その他のナレッジを集合知として共有しあうものです。臨床支援を始め、医師のキャリア支援など、医師や医療現場のサポートを幅広く行っています。今回、 「MedPeer」の中の「CLINIC Support」というサービスにおいて、主に医師の開業や経営を支援する目的で、技研商事インターナショナル(以下、技研商事)のAPIと統計データを採用しました。

「CLINIC Support」は、具体的にはどのようなサービスですか?

開業を希望する医師と開業支援を行う事業者をマッチングするプラットフォームで、これから開業されるドクター向けのサービスです。2019年1月に提供を開始し、物件情報や医療機器の商品情報のやりとり、開業・経営に関する掲示板や、開業・経営専門のコンテンツ配信などを行っています。

中でもクリニックの物件情報や、その地域の競合となる医療機関や推定患者数などが分かる診療圏情報は、開業準備の第一歩となるものですが、医師が自分で自由に入手しにくい環境にありました。もっと分かりやすく情報を提供できないか、という思いから、今回新たに物件や診療圏情報を地図上にプロットできる「MedPeerクリニック開業マップ」開発の発想に至りました。

エリアが核となる物件や診療圏のデータ。
地図上で可視化できれば
開業すべき位置が直感的に判断できるはず。


“地図”に着目されたきっかけは?

ドクターの物件探しは、通常の物件探しと異なります。物件情報とは別に、来院する患者さんの需要を測る診療圏情報を加味する必要があるものの、診療圏情報は医師が直接調べられる手段が少なく、開業支援のコンサルティング担当の方から対面で提案を受けるスタイルが商習慣として根付いていました。通常の物件サイトのように、物件やエリアの情報をマップの画面上でリアルタイムに見ることができればドクターの開業準備の効率は劇的に上がるのでは、と思ったのが、GIS(地図情報システム)に着目したきっかけです。

最初は、クリニックの物件情報を地図上に表示できればという所から始まり、徐々に物件だけでなく診療圏情報もマッピングしたいと思うようになりました。何ができるかもわからなかったので “やりたいこと”や“できること”を複数の会社に相談し、比較していきました。

データの質と、課題に寄り添う提案力。
中長期的なパートナーとして
私たちが求めていたものでした。


当社を採用されたポイントは?

私たちが重視したのは、単純にコストだけでなく「長期的なパートナーシップを築けるか」という点でした。というのも、ローンチ後もどんどん改善していきたいという想いがあるからです。 当社のオーダーに杓子定規に答えるだけでなく、「これは難しいけど、これならできる」といったプラスαの提案を積極的にいただいたのが技研商事さんだったので、採用に至りました。サービス提供開始後も、当社にはない知見から提案があり助かっています。


システムの開発はスムーズにいきましたか?

会社としてもGISに対する知見がゼロからのスタートだったので、技術的に本当に実現できるのかという不安はありました。数名のエンジニアが付きっきりで開発にあたりましたが、技研商事さんからの定期的な支援もあり、調査段階も含めて4か月で完成にこぎつけました。

印象的だったのは、このシステムを作ったエンジニアが「やっぱり地球は丸かった」と言ったことです。地球が丸いのでメッシュデータも完全に平らではなく、2Dのシステムに取り込んでいく際に微細な差異が出てくるというのが、その発言の真意だそうです。なにせGISは会社の中で誰も経験したことがない分野なので調べることも多かったのですが、とてもチャレンジングな仕事だったと思います。

エリアごとの来院患者数を
地図上ですぐにシミュレートできる。
この機能自体がインセンティブとなり
サイトの会員登録数が堅調に伸びています。


今回開発された「MedPeerクリニック開業マップ」、社内外の評価はいかがですか?

出だしは好調です。地図上で物件や競合医院や患者数の想定も一気に分かるので、調べやすいのか1時間くらい閲覧しているログもあり、他のメニューに比べて長時間見ている傾向にあります。「CLINIC Support」を立ち上げてから、様々なマーケティングを行い医師の登録を伸ばしてきましたが、このマップ機能が追加されてからは明らかに増加しています。

ドクター自身が人口の規模や来院者数の想定を地図上でリアルタイムに調べられると、物件の選定がスピーディになり、その後の開業準備もスムーズに運びます。それまで多くの時間や労力を費やしてきた開業準備のプロセスを大きく変える可能性を秘めていると感じます。


【今後の展望について】

私たちの会社のミッションは、Supporting Doctors Helping Patients(医師を支援すること。そして患者を救うこと)です。医師のためになる事業は進んでやってみようという風土があるので、今回の施策も実現できました。このマップ機能も、まだスタートラインに立ったばかりなので、今後もっと医師にとって使いやすいサービスにしていきたいと考えています。

例えば、今は年に1度更新される人口データを使っていますが、郊外はそれでよくても都市部は頻繁に環境が変わるはず。GPS位置情報を活用した人流データなど、技研商事さんが提供する鮮度の高い情報を用いてサービスをブラッシュアップできないか、今後も検討していきたいと思います。

当社にはないエリアマーケティングやGISに関する技研商事さんの知見やノウハウと、当社にしかない様々なデータ、双方のメリットを生かしながら、中長期的な視点でより画期的でユニークなサービスに育てていきたいですね。

(取材日:2019年11月)

メドピア様が提供するサービスのご紹介(一部抜粋)

医師専用コミュニティサイト
「MedPeer」

“一人の医師の疑問は多くの医師の疑問かもしれない”をコンセプトに、全国の医師が地域や専門を超えて臨床経験を共有するオンラインプラットフォーム。2019年11月現在、国内医師の3人に1人にあたる12万人以上の医師が参加しています。
https://medpeer.jp/

「MedPeer」で展開する医師の開業・経営支援
「CLINIC Support」

開業医および開業希望医と、開業支援サービス事業者をつなぐオンラインマッチングプラットフォーム。今回新たに追加された「MedPeerクリニック開業マップ」では、ユーザが任意で選んだエリアで、診療圏データを見ながら物件の検索ができます。
https://clinic.medpeer.jp/

技研商事インターナショナルの提供するAPI&データ群


当社ではGEOデータ(位置情報、商圏データ、エリア統計データ)を、店舗管理システム、顧客情報システム(CRM)、POSシステム、棚割システム、統計解析ツール、BIツール、MAツール、またDMP・DWHなど、様々なシステムと連携するための「API群」や「エリアマーケティングデータ」および著作権、商用利用をクリアにした「統計データベース」を準備しています。今回メドピア様にご採用いただいたデータ群のイメージは以下になります。



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