導入事例レポート
株式会社ルネサンス様
- 本社所在地
- 〒130-0026 東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア
- 事業概要
- フィットネスクラブ、スイミングスクール、テニススクール、ゴルフスクール等のスポーツクラブ事業、介護リハビリ事業、自治体や企業等での健康づくり支援、ホームフィットネス事業、他関連事業
- 公式サイト
- https://www.s-renaissance.co.jp
20年間の「伴走」が支える多角的ウェルネス事業
クラウドで加速する「勝機」のエリア分析
「生きがい創造企業」として、スポーツクラブ、介護リハビリ施設の運営や自治体の健康づくり支援など、幅広いウェルネス事業を展開する株式会社ルネサンス。同社では、20年以上にわたり当社の商圏分析GIS「MarketAnalyzer® 5」を活用し、出店戦略の客観性を高めてきました。事業の多角化に伴い、活用の輪をどのように広げてきたのかを伺いました。
スポーツ、介護、自治体支援 -3つの領域で使い分ける「分析の視点」
どのような業務にご活用ですか?
私たちの部署は情報システム部門として、全社・全事業領域のシステムをサポートしています。現在、主に3つの事業領域で「MarketAnalyzer® 5」(以下、MKA)を活用していますが、事業ごとにその「見方」は全く異なります。
一つ目はスポーツクラブ事業です。
ここはまさに「立地がすべて」のビジネスであり、新規出店エリアのマーケティングに20年以上活用し続けています。主には人口や最寄り駅の乗降客数等を見つつ、どのエリアに勝機があるのかを判別します。
よい物件を確保するためには、意思決定のスピードも大事です。数多くある候補物件をすべて見に行くのでは優良物件を逃す場合もあるので、可能性のある物件やポテンシャルが高い物件の絞り込み(一次スクリーニング)や優先順位付けをスピーディに行える点は強みと言えます。
二つ目は、リハビリ特化型デイサービス「元氣ジム」を展開する介護リハビリ事業です。
ここでは高齢者の要介護度別人口等、事業の特性に合わせてデータを用い、エリアのポテンシャルを精緻に把握しています。
三つ目は、自治体の健康づくり支援です。
自治体が運営するコミュニティ施設(公民館等)の運営支援やコンサル提案において、立地のポテンシャルを可視化したレポートを作成し、地域活性化に向けたエビデンスとして活用しています。

※ルネサンス様の分析画面ではありません。
「顧客分布」を可視化し、攻めるべきエリアを特定する
スポーツクラブ事業では、出店後の集客においてもMKAを活用しています。
顧客データを町丁目単位で集計し、町丁目別に世帯数に対する会員率(シェア)を算出したり、入退会動向をエリアごとに詳細に把握したりすることで、変化するマーケットの状態を的確に捉えています。
どのエリアが強くて、どこに施策の余地があるのかを具体的に把握できるようになり、販促計画やエリア戦略において『確信』を持って次の一手を打つための基盤となっています。
クラウド化で実現した「分析ユーザーの拡大」と知見の共有
長年にわたるGISの活用において、変化はありましたか?
導入当初は、オンプレミス版のMKAを利用しており、その活用は施設開発部門とIT部門が中心でしたが、クラウド版のライセンスを増やしたことで、活用のあり方が大きく変わりました。
現在は、各事業部にて直接MKAを活用しています。クラウド環境によって、現場の感覚を持った彼らが自ら分析を行い、事業特性に合わせたより深い利活用を推進できるようになったことは大きな変化です。分析の主体が広がることで、事業ごとの視点が分析結果に反映されるようになり、全社的な意思決定の質が向上しています。
他にはない、技研商事インターナショナルの「伴走力」への信頼
20年以上もこのツールを使い続けているのは、データやツールの有効性はもちろんですが、技研商事インターナショナルの「伴走力(サポート力)」への信頼が非常に大きいです。
世の中には、よりリーズナブルなSaaSや簡単に使えるようなツールも増えていますが、私たちの「こういう分析をしたい」「事業領域ごとに最適化したい」という要望に対し、常に一歩踏み込んだ提案をしてくれるパートナーは、なかなかいません。
オンプレミス時代から現在のクラウド運用まで、私たちのニーズに寄り添い、柔軟なカスタマイズやサポートを続けてくれることが、最大の安心感に繋がっています。
長年蓄積されたデータとAIの活用で、「成功パターンの自動化」へ
今後の展望について
蓄積された既存店の成功実績データとMKAの統計データをさらに深く掛け合わせていければ、より精緻な「成功パターン」が築けるのではと考えています。
現在、技研商事インターナショナルで新たなAIツールを開発中と聞きました。例えばAIの活用で、計画時点のポテンシャル予測と実際の運営結果の相関を自動的に分析できるといった仕組みがあると嬉しいです。「このエリアポテンシャルなら、こういう施設が成功する」といったインサイトをAIが示唆してくれるような世界観が実現できると良いですね。20年の信頼関係をベースに、さらなるデータ活用の深化を期待しています。
(取材月:2026年1月)
