導入事例レポート
株式会社アクティブソース様
- 本社所在地
- 東京都品川区小山3-24-10
- 事業概要
- 飲食事業(立呑み晩杯屋、座れる晩杯屋 他)の直営による経営とフランチャイズチェーン展開
- 公式サイト
- https://active-source.co.jp/
50店舗から200店舗体制への拡大へ
経験と勘を数値化し、出店精度を最大化する売上予測モデルの構築
立ち飲みスタイルの居酒屋「晩杯屋」など、「色気ある酒場」をコンセプトに店舗運営を行う株式会社アクティブソース様。 現在の約50店舗から、将来的な100店舗、200店舗体制への拡大を見据え、出店精度の向上と意思決定の迅速化のために「MarketAnalyzer® 5」をご活用されています。多店舗展開を加速させる同社の戦略的なシステム活用術について、店舗開発責任者のニコラス様にお話を伺いました。
ニコラス様のお仕事内容について
私たちの部署のミッションは、単なる飲食店ではない、大人が安心して心ゆくまで楽しめる酒場の文化を広めていくことです。私の主な業務は新規店舗の開発や既存店の契約管理ですが、現在は約50店舗ある規模を100店舗、200店舗へと拡大させるフェーズにあり、出店の意思決定を支える仕組みづくりとして「MarketAnalyzer® 5(以下、MKA)」を活用しています。
店舗拡大に向けた「定性判断」から「定量判断」へのシフト
MKA導入前は、主に代表をはじめとしたベテランの経験や感覚といった「定性的な判断」に頼って出店を判断してきました。しかし、今後さらに店舗数を増やしていくフェーズになると、出店リスクを減らすための客観的な指標が不可欠になってきました。
そこで、私がこれまでのキャリアで培ってきた店舗開発の知見を活かし、ベテランの感覚に近い判断を誰もが再現できる「定量的な仕組み」へと落とし込むべく、MKAを導入しました。
プロの分析者が数あるGISの中からMKAを選んだ理由
―「本当に必要な機能」と「進化し続けるUI」
私は2006年からコンサルタントとして多くのチェーン企業の売上予測や出店戦略に携わってきました。
長年、さまざまなGIS(地図情報システム)ツールを使ってきた「プロ」としての目線から見て、MKAは分析者にとって必要な機能が適切に揃っていると思います。
実は、コンサル時代には、もっと機能を絞った操作性の高いツールのほうがフィットしていたのですが、事業会社の立場で分析をする際は、MKAの“多機能”はありがたいと感じます。
また、ユーザーインターフェースが昔のMKAに比べて非常に分かりやすく進化しており、スムーズに操作できた点には驚きました。なお、ツール自体が常に進化し続けている点も、今後の拡張性を考えるうえで大きな決め手となりました。
AIのアドバイスも取り入れつつ、決定係数(R二乗値)0.916を叩き出した独自の予測モデル
まずは、MKAのデータを活用し自社独自の売上予測モデル(重回帰分析)を構築することから始めました。
実は、私は以前まで重回帰モデルに対してはどちらかといえば「否定派」でした。決まった枠組みの中で計算するだけのモデルは、変化の激しい現場の実態と乖離しやすいと考えていたからです。
しかし、システムとして組織に残していくためには、属人的な要素を排除した定量的なモデルがどうしても必要です。そこで今回はあえて重回帰分析に立ち返り、売上予測モデルを構築しました。
※アクティブソース様の分析画面ではありません。
今回のモデル作成では、AIによるアドバイスも活用しています。AIと対話するように分析を進めることで、データの偏りや過学習を防ぎながら、シンプルかつ実態に即した変数を見つけ出すことができました。
例えば、主なターゲットとなる属性の人口規模や駅の乗降客数、周辺の居酒屋の集積度などをプラスの要因として入れています。一方で、立地は繁華街と相性が良いため、居住地に多く出るような属性の世帯が多いエリアはマイナス評価に設定しています。
このように、私たちのターゲット層や提供する価値と照らし合わせ、データに基づいて導き出した独自の視点で練り上げたモデルの予測精度は、予測値と実績値の相関を示す決定係数(R二乗値)が0.916という、高い値を記録しています。
「ただのツール提供」に留まらない、業界を知り尽くしたサポートへの信頼
MKAの活用メリットとして、技研商事インターナショナルのサポート体制も挙げられます。
担当営業の松田さんは単なるツールの営業担当ではなく、飲食チェーンや小売業界がどのような課題を抱え、どのようなデータを必要としているかを深く理解している、まさに「プロの集団」の一員だと感じます。
ツールの使い方だけでなく、業界のトレンドも踏まえつつ「ニコラスさんの手法なら、この使い方のほうが合うかも」といった一歩踏み込んだアドバイスを返してくれます。マニュアル通りの回答ではない、私たちのビジネスに寄り添った柔軟なサポートがあるからこそ、MKAをフルに使いこなせると実感しています。
定量と定性を掛け合わせ、次なる成長ステージへ
MKAの導入によって、私たちの出店判断はさらに進化しました。
まずはMKAによる「完全定量」のデータで一次判断を行い、その上で実地の検証や店長の人格といった「定性」の要素を組み合わせる。このプロセスを繰り返すことで、出店の精度は確実に向上しています。
今後は、さらに精度の高い人流データの活用や、AIによる予測モデル作成にも期待しています。MKAというロジカルな土台があるからこそ、私たちは自信を持って100店舗、200店舗という次の成長段階を目指していけると感じています。
(取材月:2026年2月)
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【営業担当からの一言】 店舗分析のプロフェッショナルであるニコラス様より、MarketAnalyzer® 5のシステム・サポートの両面で評価をいただいており大変嬉しく存じます。 |

