導入企業インタビュー

株式会社リンガーハット

本社所在地
東京都品川区大崎1-6-1TOC大崎ビル14F
事業概要
長崎ちゃんぽん リンガーハット・とんかつ濱かつ・長崎卓袱浜勝の運営
公式サイト
https://www.ringerhut.co.jp/

スタンドアローン型のGIS(地図情報システム)からの切り替えで、アクセスの自由度の高いMarketAnalyzer™クラウドをご採用いただいたリンガーハット様。その経緯やご活用についてインタビューさせていただきました。
事例紹介パンフレットはこちら(PDF)

はじめに、高橋様のお仕事内容についてお聞かせください。

リンガーハットの店舗開発部は、新規出店および契約管理を行う立地開発チームと、店舗の設計・施工をする建設チームから構成され、私は店舗開発部の部門長と、立地開発チームのチームリーダーを兼務しています。新規出店には、出店候補地の調査や既存店の分析が含まれ、これらは売上予測に関わる重要な業務となっています。

古いデータでは戦えない。
商圏分析は拠点ごとに行いたい。
クラウド型GISでどちらもクリアに。



課題は、分析環境の自由度と質の向上

以前使っていたGIS(地図情報システム)は1台のPCでしか操作できなかったため、例えば九州に在籍している担当者がGISを使いたい場合、本部に依頼をし、分析結果を送ってもらう必要がありました。手間がかかりますし、スピードも落ちます。GISを導入する際に3社ほど比較したのですが、その中でもMarketAnalyzer™は複数人で使える点が便利に感じました。遠隔地でも自由に操作できるのも社内で評価が高かった点です。
また、データの鮮度も大きな課題でした。というのも、スタンドアローン型のシステムだったため1度データを更新しましたが、10年くらい購入時の古いデータが入ったままの状態でした。これまではショッピングセンターへの出店が続いていたので、ゼロから商圏を分析せずともショッピングセンター全体の売上や販売傾向がつかめれば、概ね必要な数字が読めるという状況でした。ただ駅前や路面店も全体の3割を占めており、今後幅広い視野で出店を計画していくにあたり、もっと精度の高い分析が必要になってきました。そこで、よりリアルなデータ、自由度の高い分析環境が必要になったという訳です。
GISをもっと活用していくことで、今まで出店の経験が多くない新たな立地への出店にも勝ちパターンを見出していきたい。MarketAnalyzer™の導入には、こういう思いも背景にあります。



どこでも使えて、データは自動更新

課題だったデータの鮮度と運用の自由度。MarketAnalyzer™のクラウド版ならば、統計データが年に1度自動更新され、また複数の拠点でも使えるため、それらの課題を一気に解決できると感じたからです。MarketAnalyzer™を知ったきっかけは、展示会で別部署の担当者が説明を受け「これは使いやすいんじゃないか」という推薦を受けたことです。
技研商事インターナショナルさんの営業担当の方には何度も説明に足を運んでもらいましたが、提案を受けた会社の中で内容が一番的確で、かつレスポンスが早かったことも採用理由のひとつです。

商圏調査の結果は経営陣も見るもの。
分析レポートの分かりやすさが
会議での“伝わる力”を左右する。



商圏のポテンシャルを可視化できるメリット

データを可視化した時の見やすさは、以前のシステムと比べてとても良くなったと思います。人口動態などがグラフで分かりやすくレポートされますし、地図上で見やすく表現できるので商圏のポテンシャルがイメージしやすくなりました。商圏分析のレポートは経営陣も目を通すものなので、データのアウトプットの表現力はビジネスの意思決定を左右します。
この店舗のエリアはどんな人が住んでいるか、競合や自社店舗が商圏内にどれくらいあるか、そんな中でエリア的に伸びしろがあるのか否かなど、私たちの分析結果を社内の会議でしっかりと伝える、そのプロセスにおいては非常に役に立っておりメリットを感じています。また、MarketAnalyzer™は、細かな分析もでき多様なデータが出せるので、自分たちのビジネスにあったデータの取捨選択の幅も広がる点は気に入っています。どのデータを選ぶかはシステムではなく私たちのスキルの問題なので、情報を見る目も磨いていきたいと思っています。

よりリアルな商圏設定で分析に具体性を

現段階では新規出店の分析にも使いますが既存店のリロケーションへの活用が主流です。国内だけで700店舗あるので、カニバリゼーションを起こしている店舗はどこかといった商圏被りのチェックも欠かせません。特にロードサイドに立地する店舗は、今後10年、20年を見据えていかに再配置していくか、既存店の現状や今後の人口動態なども踏まえつつ検討を進めているところです。
以前使っていたシステムには、来店する交通手段を細かく設定する商圏分析ができなかったので、トラベルタイムでの設定も可能なMarketAnalyzer™の「商圏タイプ指定」機能は重宝しています。海沿いにあるような、ほとんどのお客様が車で来店されるような店舗の分析であれば、単純な円形商圏よりも、「高速道路は除いて車で〇分で来れるエリア」といったリアルな商圏設定をすることで、分析結果がとても具体的になります。細かいことですが、運用する上で大事なポイントですね。

サポートやレクチャーを活用し
私たちのビジネスに合わせて
GISの運用をカスタマイズしていきたい。



他部署での活用も視野に


営業部でも活用を進めているようです。個人的にも、販売促進には間違いなく使えると思っています。店舗で利用できるポイントカードや顧客管理システムの情報など、個人情報とは切り離したかたちでマーケティング情報として活用できる点はあります。具体的にはこれから模索していくところですが、それらの情報をMarketAnalyzer™にインポートして活用していけば、お客様がどこから来店する割合が多いのか等、地図上で可視化できますし、販促の重点エリアの選定なども、データに基づいて効率よく進められるのではと思っています。

営業部や経営管理部でも「どんなことができるのか知りたい」という声があがったとき、久保田さん(当社の営業担当)にはよく社内講習を開いてもらっていてますが、導入後も細かいフォローがあるのは安心です。今まで使っていた買取式のGISは“購入したらそれまで”といった感じでしたが、MarketAnalyzer™クラウドは継続的なサポートを受けられ、フォローが手厚い点は良いと思います。

今後の展望について

基本的な活用はメンバー全員できるようになりましたが、本格的な運用はこれからです。
より精緻な売上予測をたてることは、経営の根幹にも関わる課題。より精密にシミュレーションするための数式やチェックリストなどは、まだ企画段階です。売上と相関の高い要素の洗い出しや、実商圏の洗い出しなど、MarketAnalyzer™を使ってきっちり既存店の分析をすることにより、出店候補地の判断基準を作っていく。そういった実践的な運用方法を、技研商事インターナショナルのサポートも活用しながら、進めていきたいと思っています。
(取材日:2019年10月)

リンガーハット様の運営される店舗ブランド

長崎ちゃんぽんリンガーハット(写真左)

とんかつ濵かつ(写真右)

長崎卓袱浜勝

とんかつ大學

今回、導入頂いたシステム

GIS(地図情報システム)「MarketAnalyzer™ Cloud」

高度で探索的な商圏分析が可能なMarketAnalyzer™のクラウド版(詳細はこちら

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